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~企業の健康経営の推進に~「がんリテラシー診断」を開始しました

2023/01/11

人材育成

当社では、公益財団法人 日本対がん協会の新事業『働く世代のためのがんリテラシー向上プロジェクト』で相互に協力することについて2022年3月に基本合意書を締結し、2023年1月10日より、がんに関する知識を企業・団体単位で把握するためのオンラインテスト「がんリテラシー診断」を開始しました。

2022年6月に厚生労働省が発表した「高年齢者雇用状況等報告」によると、65歳までの高年齢者雇用確保措置を実施済みの企業は、大企業では99.9%、中小企業では99.7%という状況であることがわかりました。一方で、働く世代(65 歳まで) の 6~7 人に 1 人ががんになると言われており、治療と就労の両立を可能にするための職場環境や支援体制の整備など、従業員が安心して働ける環境づくりが必要となります。
健康寿命が世界一の長寿社会を迎え、今後更なる延伸も期待されるなか、雇用期間延長が進む企業にとって、健康経営の実現はますます重要な経営課題の一つとなっていくことが予想されます。
岸田内閣が掲げる「新しい資本主義」の実現に位置付けられた人的資本の開示項目にも、「健康・安全」が含まれており、健康経営を後押しする動きも見られます。

「がんリテラシー診断」は企業(職場)単位で実施するオンラインテストです。受講者が、がんを中心としたヘルスリテラシー全般についての現状の知識を確認できるだけでなく、解説による復習で理解を深めることができます。
企業においても、従業員のヘルスリテラシーの現状を把握することで、健康経営に向けての施策立案へ役立ていただくことが可能です。健康経営優良法人の認定要件のひとつである「管理職・従業員への教育」としても活用できます。

今回、私自身も「がんリテラシー診断」を受講しました。「病気をしたことがない=健康だろう」とどこか他人事として捉えていましたが、がんが身近な病気であることや日々の生活習慣等で予防ができることなど、初めて知る知識も多く、自分事として考えながら理解を深めることができました。定期的な健診の受診や日ごろから健康的な生活習慣を心がけることが大切なのだと改めて実感すると同時に、今後、予防法や国の対策についても理解を深めていきたいと感じました。

従業員の健康管理や健康促進など、健康課題を抱えている、健康経営推進に向けて何から取り組めばいいかわからないといった企業のみなさまにぜひ注目いただければと思います。この機会に、自社の健康経営を推進してみてはいかがでしょうか。
本年も人と組織の成長を応援してまいります。2023年もどうぞよろしくお願いいたします。

(A)