2026/06/12
先日、ある学校を訪問し、授業の中で生成AIの活用に関するガイダンスをさせていただきました。
ガイダンス中で、学生の皆さんが普段どういったAIを、どのような場面で活用しているかについて質問しました。すると、日常の調べものや授業課題のサポート、あるいはちょっとした悩み相談など、身近なツールとしてごく自然にAIを使いこなしている様子がうかがえました。
しかし、今回のガイダンスで最も伝えたかったメッセージは、「日常でのAI活用と、ビジネスでのAI活用は同じではない」ということでした。
生成AIに慣れるという意味では日常の延長線上かもしれませんが、ビジネスにおける活用では、より慎重で責任ある活用が求められます。ガイダンスの中では、その違いを理解してもらうために、以下のようなケーススタディを学生の皆さんと一緒に行いました。
【ケーススタディ:新入社員Aさんの事例】
新入社員のAさんは、自社で開発した新商品のキャッチコピー案を、明日の会議で発表する予定です。このキャッチコピーは、商品の性能数値や価格、デザインといった情報と共に来月初公開となる予定です。
Aさんは学生時代から旅行計画やレポート作成などで生成AIを活用し、使い慣れていたため、中々良い案が浮かばなかったこともあり、商品の性能などの特長を生成AIに入力し、「これを元に魅力的なコピーを作って」と依頼しました。AIは一瞬で素晴らしいコピーを生成してくれ、Aさんはそのコピーを自分が考えたキャッチコピーとして会議で発表しました。
→ さて、Aさんの生成AIの活用には、どのような問題点があったでしょうか?
このケースには、情報漏洩のリスクや著作権侵害のリスク、倫理・誠実性の問題などが潜んでいます。学生の皆さんからも様々な意見が出ましたが、「AIに関する知識を増やす」ことだけでなく、トラブルを未然に防ぎながら「AIを適切に使いこなす」スキルを身に付けることが、これからの社会人には不可欠です。
当社では、まさにこの「生成AIを適切に使いこなすスキル」を証明する資格として「Generative AI Foundations」という試験を今年の2月から配信しています。ガイダンスの後半では、こちらのサンプル問題にも何問か取り組んでもらいました。AIの仕組みや利便性を理解したうえで、ビジネスに潜むリスクや倫理を体系的に学べるため、学生だけでなく新入社員研修などにも最適な内容となっています。
試験の詳細や導入にご興味をお持ちの教育機関・企業の皆さまは、ぜひクライアント・サービス部までお気軽にお問い合わせください。
(K)
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