2017/11/29
10月28日(土)、29日(日)に東北大学で開催された「仙台IT文化祭」へ参加しました。
このイベントでは、総勢100名を超えるIT系の著名人が集まり、60のセッションが公開されていました。
当日は、小学生から社会人まで、たくさんの方が来場していました。
私は2日目に開催された「IT特別講義 ~俺たちのOffice学科~」へ参加しました。Microsoft MVPを受賞されている先生たちの、普段は中々聞くことができない、貴重なプレゼンテーションを聞くことができました。その中でも、田中亨先生の「迷惑をかけない俺のExcel活用法」の内容が非常に印象的でした。
Excelの「日付」にまつわる内容で、日付が表示されるメカニズムや、どうすれば日付が「正しく表示されるか」をわかりやすく解説されていました。
Excelでは様々な形式で「日付」を入力することができますが、実はExcel上での識別のされ方がシリアル値(日付としてExcelが認識)と文字列(文字としてExcelが認識)とでそれぞれ異なります。シリアル値と文字列が混在すると、並べ替えやピポットテーブルでデータを抽出する際に、同じ「日付」を入力したとしても区別される場合があります。そのため集計作業をする際に非常に手間がかかってしまいます。
日付一つとっても奥が深いExcelの世界ですが、最後には「基礎から学ぶことの大切さ」についてお話があり、私自身にとっても大変勉強になった内容でした。
『基礎的なスキルを身に付けていないと「我流」で操作をすることになります。
「我流」で操作をすることにより、本来は数分で終わる作業も通常の倍以上時間を使い、非効率的な作業になってしまいます。また、「あれ?この条件付き書式ってどうやって設定するんだっけ?」「ネットからマクロをコピペして使っていたけど、修正箇所がわからない」など、後々になって苦労することになります。
「我流」で作成したExcelシートを、例えば後任者が引き継いだ場合、使い方、マクロを読み解くのに時間がかかり、周囲にも迷惑をかけてしまうことになります。』
私自身も学生時代は「我流」でWordやExcelを使い、レポート作成などで非常に苦労をした経験があります。社会人になった今現在は、PowerPointを使い様々な大学でMOSのガイダンスを行っていますが、学生時代はPowerPointの「文字の挿入」すらできませんでした。
学生時代の苦い経験がきっかけとなり、学生のうちに基礎からOfficeスキルを学びたいと思い、MOSのWord、Excel、PowerPointを取得しましたが、合格後は学生生活でのレポート、卒業論文もスムーズに作成することができるようになり、社会人になってからの業務でも活かされています。
改めて「学生のうちにOfficeの基礎スキルを身に付けておいてよかった」と、実感しています。
WordやExcelなどのOfficeソフトを「我流」で使っていませんか?
MOSやVBAエキスパートを通して「基礎」を学び、Officeスキル習得を目指しましょう。
(S)
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