2025/09/17
以前のスタッフブログでも紹介しましたが、昨年12月から今年1月にかけて高知県立高知国際高等学校の2年生全員がビジネス統計スペシャリスト(ビジ統)を授業で学び、3月に受験をしました。
学び終えた生徒からは、
「データ分析がより楽しくなった」
「将来、データ分析を行う機会がきたときに活用できる知識を得ることができた。Excelなどの便利なツールは上手く使いこなせるといろいろ役立つと思うので、これからも学んでいきたい」
といった意見があり、今回の学びをきっかけにしてデータ分析に興味を持ってくれた生徒も多くいました。
取り組みの詳細やビジ統活用のきっかけなどは取り組み事例として公開されておりますので、ぜひご覧ください。
さて、今回のブログでは、取り組み事例にある生徒アンケートの結果をもう少し紹介してみたいと思います。
まず、「ビジ統を学んで難しいと感じた単元や内容」についてですが、季節調整や回帰分析といった少々複雑な分析手法が上位にくる中、Excelの操作という回答が3番目にきています。
季節調整や回帰分析は、高校生にとってあまり馴染みのないものであり、分析の内容や目的を理解するのは少し難しいということは理解できます。Excelの操作に関しては、統計分析をExcelで行うという点で難しさを感じることはあるかもしれませんが、「Excel全般の操作が特に難しいと感じた」というコメントもあり、高校生にとってExcelはまだ身近なツールではないということもわかりました。
また、「授業で印象に残った内容」でもExcelの機能やグラフ作成といったExcel操作に関する回答が上位にきています。
「最大値や最小値、平均が一瞬で求められるというのが印象に残りました。本当に便利だと思いました。」
「様々な関数を使うことによってわかりやすい表やグラフを瞬時に作ることができたことが印象に残りました。」
といったコメントもあり、Excelで統計分析を行うことを難しいと感じた一方でExcelの面白さや便利さに気づいてもらえたことは良かったと思っています。
さいごに、高知国際高校では毎年「国際シンポジウム」という中高一貫校の全生徒が参加するイベントを開催しており、今年の7月に高知に伺い、イベントに参加させていただきました。その中で、活用事例で紹介されている『探求成果発表会』を経て選抜された生徒たちがそれぞれの研究成果を発表するプログラムがありました。発表した生徒の皆さんの発想や着眼点は非常に面白く、プレゼンのクオリティの高さにも驚きました。また、調査・実験・観察の結果得られたデータの扱い方やデータの見せ方といった部分でビジ統の学びは役立つのではないかと思いました。
今回の取り組みを通して、高校生がデータ分析に触れる機会として、ビジ統を学ぶことがおすすめと感じました。テキストや模擬テスト(演習問題)の授業活用や資格取得への挑戦などご興味があればお気軽にお問合せください。
(K)
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