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内定者研修と新入社員研修

4月に入り、新入社員を迎えられた人事担当者の方も多いことと思います。
同時に来春の採用活動も盛り上がりを見せはじめ、5月を過ぎる頃には「今年の内定者研修をどうするか」という話もちらほら聞かれます。

「内定者研修」と「新入社員研修」ではそれぞれに特徴があり、人事担当者の方からも、どちらが良いでしょうか?とご相談をいただくことがあります。
そこでそれぞれの特徴について簡単にご紹介したいと思います。

■内定者研修
内定者フォローの一環で、懇談会や研修会、SNSツールを活用する企業が増えていますが、内定者のスキルアップを支援し入社後の不安を軽減するために資格取得に取り組む企業様も増えています。
「仕事で必要なスキルをきちんと身に付けておきたい」「入社後即戦力として活躍したい」といった内定者の成長意欲や入社に向けてのモチベーションをアップさせることも狙いの一つです。

弊社の内定者研修で採用いただく商品は、MOS、MTA、IC3といったIT基礎向けの資格が多く、メーカー、金融、生保、商社、弁護士事務所、ITなど、業種・職種を問わず採用いただいています。
多くの企業様はExcelスペシャリストを必須とし、業務内容によってExcelエキスパートやWord、PowerPointなど複数科目取り組む企業様もいらっしゃいます。費用は市販の資格対策テキストと受験料のみで、受験1回目までは会社負担としていることが多いです(1回目不合格の場合2回名以降は自己負担)。

弊社の内定者研修対応の「内定者パック」は、テキスト+受験ケット+結果レポートがセットになったプランです。受験までの流れは大体このようになります。
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6~8月:内定者パックご注文
9月:企業担当者様宛に内定者パックご納品
10月:内定式で内定者パック配布
~翌年3月:各自学習・受験
4月:企業担当者様宛に結果レポート提出(※受験期間中の受験進捗報告、受験者からの問合せも対応)
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内定者研修の場合、全国に内定者の方がいるため、受験チケットを利用される場合がほとんどです。
MOSの場合、全国に約1,500試験会場あり随時試験をおこなっているため、内定者のお住まいの地域や受験日時に左右されることなく受験できる点を評価いただいています。

■新入社員研修
これまで新入社員研修では、一般的にビジネスマナー研修やOJTが多く採用されており、ExcelなどPC研修は自身で身に付けていくものとされていました。しかし最近ではスマートフォンの影響によりPCを苦手とする若者が多く、企業側も対策を講じる必要がでてきています。MOS(特にExcel)やVBAエキスパートなどの資格をベースとした集合研修を行ったり、自学習ベースで資格取得を目指す企業様も増えています。
なかには、内定期間中にMOSで基本スキル(土台)を身に付けさせたうえで、新入社員研修では実務に即した業務別・レベル別PC研修を行うなど、より早期即戦力化をめざす企業様もいらっしゃいます。
弊社ではこのように各企業のニーズをヒアリングし、集合型のカスタマイズ研修を行ったり、新入社員の受験サポートを行っています。

今回は内定者パック導入の流れと比較して、新入社員向けの「研修パック」(テキスト+受験チケット+結果レポートのセット)をご注文いただいた場合の受験の流れをご紹介します。
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1~2月:研修パックご注文
3月:企業担当者様宛に研修パックご納品
4月:新入社員研修の中で取組み(集合研修/自学習)
5月~:各自受験
受験終了後:企業担当者様宛に結果レポート提出(※受験期間中の受験進捗報告、受験者からの問合せも対応)
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上記は受験チケットを利用しての受験の場合ですが、新入社員研修の場合、研修期間中は本社などに集合している場合が多いため、外部の試験会場で皆さん一緒にご受験いただく「団体一括受験」を希望される場合も多いのが特徴です。

いかがでしたでしょうか?
内定者研修・新入社員研修いずれの場合も「資格合格」という明確な目標があるため、受験者は学習のモチベーションを下げずに取り組むことができ、人事担当者もスキルを可視化できるというメリットがあります。
同じ目標に向かって取り組むことで、受験者同士が教えあったり、励ましあうことが、社内コミュニケーションの醸成にもつながったという声も聞かれます。

マイナビ発表の「2017年マイナビ新入社員意識調査~3ヶ月後の現状~」によると『新人研修でもっと学びたかったと思うもの』について、「PCスキル」が36.2%で1位となっています(2位は24.2%で「仕事の進め方」、3位は24.1%で「コミュニケーション」)。
この結果からも若者のPCスキル不足への不安を感じることができます。
内定者・新入社員教育へのPC研修や資格の活用についてご興味がありましたら、お気軽にお問合せください。

(YS)

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