AIとPython

AI(人工知能)の存在感が高まっています。

最近では、スマートフォンのカメラ機能にAI技術を投入し、撮影シーンに合わせてAIが最適な画像処理を行う機能を搭載する機種が登場しました。画像処理だけではなく、被写体をAIが自動検索し周辺のショッピング情報まで提供してくれるそうです。また、先日私が視聴していたあるテレビ番組では、「日本の健康寿命を伸ばすためには」という課題に対し、日本各地の65歳以上の膨大な生活データ、国のあらゆる統計データ、学術論文など膨大な情報をAIが学習し、人間では想像もしない驚きの回答結果導き出したという事例もありました。

だんだんと身近な存在となってきたAI。
AIは、私たちにどんな未来を提示してくれるのでしょうか。今後の活用が期待されます。

一方、AI技術に精通した技術者不足が叫ばれています。ある新聞記事によると、世界中のAI人材は70万人不足するという調査結果もあり、日本国内も例に漏れず人材不足が懸念されています。

そのような中、私たちが担当している専門学校では、AIエンジニア育成を目指す学科を設置する学校が増えています。多くの学科ではプログラミング言語として「Python」が採用されています。ある専門学校の先生に話を聞くと「私たちも今まさにPythonを学習しているところです」という声も。

Pythonは、基礎文法が非常にシンプルでプログラミング初心者の方でも習得しやすいプログラミング言語です。さらに、機械学習やAIプログラムが利用できるライブラリが非常に豊富であるため、データの分析やAIプログラミング言語として近年人気が高まっています。

私も大学時代、CやFortranなどのプログラミング言語を用いる機会がありましたが、Pythonは関数の定義や制御文も非常にシンプルであり、学習しやすい言語という印象を持っています。

私たちが配信している「Python 3 エンジニア認定基礎試験」では基礎文法を問う内容構成となっており、初めてプログラミング言語を学ぶ方向けの入門レベルの内容です。これからAIエンジニアを目指す方にとっては、「AIエンジニアとしての出発点」となる資格試験と言えるのではないでしょうか。

Pythonエンジニア認定試験を通して、将来のAI技術者として活躍される方が増えることを期待しています。

(S)

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