全国の大学・短期大学向けアンケートの調査結果を公開！

2020/02/05

人材育成ITリテラシー資格の活用/事例情報教育

当社では、全国の大学・短期大学に向けて次の二つのアンケートを実施しました。各大学の学長、先生方、職員の皆様あわせて600名以上の皆様に回答をお寄せいただきました。ご協力いただきました全国の大学・短期大学のみなさまに、感謝申し上げます。

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学長・総長アンケート 『貴大学におけるITスキル教育について』　
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調査結果より
▶ 48.9％の学長が「人口知能（AI）」を今後拡充させたいITスキル教育分野と回答
▶ 54.3％の学長が「数理・データサイエンス教育の全学部学生への展開に向けてカリキュラムの体系化」に今後取り組みたいと回答
▶ 約6割の学長が「WordやExcelなどのアプリケーション操作技能は中学・高校卒業時点で習得しているべき」と回答
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AI技術やデータサイエンス教育の拡充を図りたいというご意見が多い結果となりました。
当ブログ「AIとPython」でも掲載しましたが、近年はAI技術の進歩が著しく、スマートフォンやドローンへの搭載、自動車の自動運転、医療現場など幅広く活用されています。私たちの生活をより豊かにしてくれる一方で、AI技術者の人材不足が各国で話題となっており、日本でも深刻な人材不足が懸念されています（AI技術だけではなく、セキュリティなど様々なIT分野で人材不足が懸念されています）。AI技術者にはPythonのコードが書けるだけではなく、統計学やデータを見るスキル、分析するスキル、結果を判断するスキルなど、幅広いスキルが必要とされています。今後、日本国内の大学で、どのようなAI技術の教育がなされ、どのような学科の設置、カリキュラムが計画されるか注目したいです。

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大学・短期大学における 『マイクロソフト オフィス スペシャリスト（MOS）』 活用調査
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調査結果より
▶ マイクロソフト オフィス スペシャリストの認知度は90.5％
▶ 単位認定、点数加点、取得推奨している学校は103校
▶ 課外講座で活用している学校は68校
▶ 入試・選考で採用している学校は52校、うち34校がAO入試・選考で採用
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MOSは多くの大学・短期大学のみなさまに認知されており、課外講座、授業の単位認定など幅広くご活用されていることが窺える結果となりました。
学長・総長の方向けのアンケート結果では、約6割の学長の方々が『WordやExcelなどのアプリケーション操作技能は中学・高校卒業時点で習得しているべき』と回答されています。しかし、私たちが現場の先生たちからのお話を聞く限りでは、大学入学時点でWord、Excelのスキルを十分に習得されている学生は多くはないようです。当社とお付き合いのある大学の先生からも、「スマートフォンに影響されてか、関数の挿入や、グラフの作成もままならない学生が多い」とコメントをいただいたことがあり、MOSを採用いただいている企業の担当者からも同様のコメントをいただいたことがあります。

Officeソフトのスキル教育、AI技術のスキル教育やデータサイエンス教育を同時並行で行うことは難しい面もあるかと思います。実際、大学4年間での両立は難しいと大学の先生からご意見をいただくことも多いです。しかし、現代社会ではOfficeソフトは必須と言っていいほどに各企業や団体で使用されており、報告書やデータの集計など様々なシーンで活用されます。まずは基本となるOfficeソフトのスキルをしっかりと身につけ、その次のステップとしてAI技術のスキル教育、データサイエンス教育など発展的な内容を取り組んでいただきたいと私たちは考えています。

当社では、WordやExcelなどのスキル教育に活用できるMOS、AI技術の入り口としてPythonのスキル教育に活用できるエントリー向けのPython3 エンジニア認定基礎試験、データサイエンスの入り口として活用できる統計検定、ビジネス統計スペシャリストなど、様々な資格試験をご用意しています。授業やゼミ、課外講座などで当社が配信している資格試験を活用していただくことで、今後の日本を担う学生のみなさまの幅広いITスキルを身につけていただきたいと考えています。

（S）