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Microsoft Office 次期バージョンについて

2021/03/10

ITリテラシー

先日、Microsoftのブログで、Microsoft Officeのサブスクリプションではない、2つの買い切り型の製品について案内がありました。2021年後半に提供を予定しているとのことです。(※本記事作成時の情報となります)
今回は、このMicrosoft Officeの次期バージョンについて感じたことをお伝えしたいと思います。

1つ目は、「Office 2021」です。
近年、Officeのバージョンは、西暦が3年周期だったので、以前は、Office 2019から、Office 2022では?と推測もされていましたが、このブログ公開の後は、検索サイトなどでも 「Office 2021」で検索すると各方面からの記事も出始めました。

今回のバージョンでも気になった箇所は、サポート期間で、5年間と案内されている点です。
サポート終了までの期間を考えると中途半端な時期ではありましたが、先日 、買い切り型のOffice Professional 2019を購入しました。
Office 2019の延長サポートは2025年10月で終了が予定されています。
以前は、買い切り型の発売から延長サポートの終了までは約10年間あり、イニシャルコストは高額でも、トータルコストとしてはお得感がありました。
ですが、今後は、買い切り型とサブスクリプションの5年間のトータルコストにほとんど差がないため、個人で複数のPCとデバイスを持っている場合は、サブスクリプションの方が、利便性がよくそちらに切換ることができそうです。
(サブスクリプションは、同時に 5 台までサインインが可能)
サポート期間の短縮には、あらためてサブスクリプションへの移行強化というマイクロソフトの意向(または戦略)が反映されていると感じました。

2つ目は、「Office LTSC」です。
LTSC は、「Long Term Servicing Channel」の頭文字で、頻繁な更新がなく、Windows製品(LTSB/LTSC)は、以前より大学などでも使用されています。
Officeでも定期的な更新は、MOSなど試験対策でも悩ましい問題となっています。
過去にも、対策テキストが作成された後に、更新がかかると、対策テキストに掲載されているOfficeの画面と使用するPCの画面が違っていたり、MOSの動作検証でも試験問題が正しく動作しなくなることなどがありました。LTSCが、MOS試験環境でサポートされるかは不明ですが、学校でも頻繁な更新は、システム部門の負担にもなっており、Office LTSCは、Windows版同様に現場では望まれている製品かもしれません。

(TF)

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