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高校での「情報Ⅰ」必修化に思うこと ~既存社員のリスキリングについて~

我が家の子どもたちは、地域の小学校に通っています。GIGAスクール構想の恩恵にあずかり、ひとり1台タブレットが支給されてから、約1年半。上の子はこの春に卒業しましたが、卒業前にあった保護者会では、先生から「地域の中学校から、タイピングは小学生のうちに習得させてほしいという要望があった」との話を聞きました。この1年間、ゲームアプリのようなものを通じて楽しくタイピングを学んできたようです。

時代が変化すると、学校での学びも変化します。
例えば今年4月から、高校で「情報I」が必修科目となったこと。これまでの情報科は「社会と情報」と「情報の科学」のいずれかを選択必修としていましたが、約8割がプログラミングを含まない「社会と情報」を選択している状況にあったそうです。2022年度からはこの2科目が「情報Ⅰ」に集約され、必修化となったのが大きなポイントです。集約された「情報Ⅰ」では、コンピュータとプログラミング、情報通信ネットワークとデータ活用などの4分野を扱うことになり、これによって、高校生は文理を問わずこれらの分野を必ず学んでから社会に出ることになります。また、3年後には大学入学共通テストの出題教科にも加わる見込みです。
同じくこの4月から、数学科においても統計教育がより一層充実しました。今後、情報科と数学科が連携しながら、プログラミングや統計が相互に学ばれる機会がより増えることが予想されます。

このように、学校での学びは年々進化していますが、企業で働く人たちのスキルはどうでしょうか。
基礎学力として「情報」や「統計」を体系的に学んだ若い世代が、社会人として活躍する時代はすぐそこです。迎え入れる側の私たちも、日々意識してスキルアップ・リスキリングに励まないと、せっかくの金の卵たちを現場でうまく育てていくことができないかもしれません。

既存社員のプログラミングの入門としては、Excelと親和性の高いVBAや、初級者にも学びやすいPythonが人気です。統計の分野では、統計検定はもちろん、Excelを使った統計分析ができるビジネス統計スペシャリストが「最初の一歩として取り組みやすい」とのことで、企業での取り組みが増えております。情報通信ネットワークの基礎知識を補強するには、IC3(アイシースリー)がおすすめです。ぜひ貴社の人材育成にもご検討ください。

(KS)

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