2017/09/20
先日、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで開催されたCIEC主催「2017 PCカンファレンス」に
2日間参加してきました。
このイベントは、情報処理の専門家はもちろん、大学、高校、小中学校の教員、学生、そして企業などあらゆる分野の人々がコンピュータを活用した教育について研究・交流するための集まりです。
今回は、「創造する学び-アクティブ・ラーニング2.0-」というタイトルで、現状の学びのスタイルを検証し、次代の新しいスタイルを探究することをテーマに掲げていました。
教師からの一方的な知識伝授に代わる新しい教育方法論が模索される現代において、
私が参加した各大学の分科会でも、生徒や学生の主体的な学びとは何か、そこでの相互的な学びを支援する
ICT環境はどう整備すればよいのかなど、アクティブ・ラーニングをめぐる様々な研究が発表されていました。
当社も2014年に「反転授業_基本を宿題で学んでから、授業で応用力を身につける」、
2015年に「反転学習_生徒の主体的参加への入り」という書籍を出版しましたが、
イベントでは、「学びのスタイルはそもそも多様で、自由でかつ柔軟であるはずだ」とより深く、より広く議論されていると感じました。
特に、「教師と学生の関係も反転」という発想は新鮮で、教師と学生の関係自体までも自由・柔軟にすることで、いままでにない発見や仕組み、創造の可能性に繋がるという話は、非常に興味深く、新たな気付きにもなりました。
このような研究発表がおこなわれている中、MOSを活用した授業展開や学習方法の工夫について
ご紹介してくださった先生方もいらっしゃいました。
発表では主に「研究活動を意識した情報リテラシー教育の実践」についてお話されていましたが、
社会で必要とされる「IT 応用力」を早い段階から養うことを目的に、卒論や研究、ビジネスの現場で役立つPCの機能や操作知識を習得させるための方法としてMOSを取り上げてくださいました。
日々、新しい教育方法について議論されていますが、アクティブ・ラーニングの動向については、引き続き注目していき、
当社の資格試験やサービスを通して、情報教育に携わるみなさまのサポートや学生のみなさまの支援活動を続けていきたいと強く思いました。
(H)
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